第29目の地 台湾に到着!おめでとうございます。
「フォルモサ」 (ポルトガル語: Formosa, 「麗しの島」) として知られた台湾島は、漢民族が同島に移住し始めた17世紀における大航海時代のオランダ及びスペインの植民まで、台湾原住民が主に居住していた。1662年、明朝再興派の支持者である鄭成功はオランダを追放し、同島初の政治的実体である東寧王国を設立した。清は後に同王国を破り、台湾島を併合した。1895年に日清戦争の結果として下関条約が締結されると、台湾島・澎湖諸島は清から日本に割譲されて台湾総督府が統治する日本領台湾になった。
中華民国は1943年にカイロ宣言で台湾(台湾島・澎湖諸島)を「日本が清から盗取した中華民国に返還すべき地」と定めた。1945年、中華民国は台湾にある日本の統治機構を接収し、台湾省として自国の一部に編入した(台湾光復)。国共内戦の末、中華民国は1949年に政府を中国大陸から台湾島へと移転。国連における「中国」の議席は1971年のアルバニア決議によって中華人民共和国が継承した。中華民国は1992年以降、中国大陸の主権を取り戻すことを放棄している。中華人民共和国は一つの中国方針に基づき台湾が「中華人民共和国統治権下の台湾省」になることを求めている。
(人口)
23,394,787人(2021年時点)
(民族)
台湾漢民族 (閩南人, 客家人, 外省人) : 96.7%
台湾原住民 : 2.3%
(言語)
台湾で話されている言語を、4種類紹介します。
①台湾の公用語である「中国語(國語)」
台湾華語とも言われます。中国大陸でも使われる普通話と基本的には同じものなのですが、台湾ならではの言い回しやイントネーションがあることもありますし、繁体字で書かれていますので大陸の普通語を学んだ人には厄介です。さらにピンインは使わず「ボポモフォ(ㄅㄆㄇㄈ)」と表現される注音符号となりますので台湾華語を学ぶにはちょっとた覚悟が必要。
②公用語ではないものの、広く親しまれる「台湾語」
もともと台湾語は、中国福建省南部にルーツを持つ言語。
福建からの多くの移民によって栄えた台湾では、国民党が台湾統治を開始し中国語を共通語に制定するまでは台湾語が広く使われていました。現在も公式の場では中国語を、非公式の場では台湾語を用いる人が多く、特に年齢が上がるほどその使用率も増える傾向にあります。
③客家(はっか)民族の話す「客家語」
主に中国大陸(広東省、福建省、江西省、広西省、湖南省、四川省など)で話されている言語ですが、移住によって台湾や東南アジアにも多く分布があるのだとか。ちなみに、あの李登輝元総統も、客家の出身です。
④原住民語など、その他の言語
台湾の人口の計2%を占める16の原住民族は、それぞれの原住民語を話していたり、日本統治時代に義務教育を受けた方には、日本語を一般的に話す人もいます。