内モンゴル自治区

大草原

第6の省 内モンゴル自治区に到着です!

★概要

内モンゴル自治区は、中国で最初に自治民族地域の地位を獲得した地域でした。

面積は118万平方キロメートル(455,000平方マイル)で、3番目に大きな省であり、ロシアとモンゴル(外モンゴル)の両方と国境を接しています。

人口: 2,470万(2020年)

★歴史

1911年、中国では辛亥革命後中華民国が成立するとともに、モンゴルが独立を宣言し、内モンゴルも合併を申し出た。1913年モンゴル軍が内モンゴル解放戦をはじめ、ほぼ全域から中華民国軍を追放した。しかし、帝政ロシアの陰謀で、この戦争は失敗に終わってしまう。1915年モンゴルの国境にあるキャフトで露・蒙・中三国の協定で、内モンゴルと外モンゴルを自治区とする。内モンゴルでは、中国に進出していた日本の関東軍の援助で、清朝皇帝溥儀によって建国された満州国とチャハル部出身の徳王によって1939年張家口に蒙古連合自治政府が成立した。1945年8月のソビエト軍の侵攻により満州国と蒙古連合自治政府は崩壊し、大勢の日本人開拓団が命を落とした。8月14日には葛根廟事件が起きた。

中国共産党の影響下で蒙古聯合自治政府(1941年蒙古聯合自治政府が改称、戦後解散)に対し抵抗運動を指揮したモンゴル族のウランフ(烏蘭夫)が、1947年に内モンゴル自治区の成立を宣言し、内モンゴル自治区人民政府が成立した。これが現在の内モンゴル自治区の起源で、中華人民共和国の自治区としては最も早い成立である。徳王は内モンゴルを追われ、モンゴルへ逃亡。のちに逮捕される。つまり外モンゴルは独立の道を歩んだが、内モンゴルは中国共産党の影響があったとはいえ、同じモンゴル族同士の運動と対立の結果自治区となった。

★天天中文講師

★日本との姉妹都市関係

呼和浩特市―岡崎市

赤峰市―愛知県稲沢市

★観光地

金剛座舎利宝塔(呼和浩特)

大召(呼和浩特)

内蒙古博物院(呼和浩特)

包頭博物館(包頭)

チンギス ハン陵(包頭)

モンゴル相撲

草原

★名物料理

骨付き羊肉、羊のしゃぶしゃぶ、羊の丸焼きなどの他、羊料理は多種多彩

ヤギの乳で茶葉を煮た乳茶や、馬乳を皮袋にいれて発酵させた馬乳酒など、蒙古族独自の飲み物

★著名な大学

内モンゴル大学

内モンゴル科学技術大学

内モンゴル工業大学

内モンゴル師範大学

内モンゴル民族大学

内モンゴル農業大学

内モンゴル医科大学