青海省

青海湖

第12の省 青海省に到着です。おめでとうございます!

★概要

青蔵高原の東北部に位置。長江と黄河はいずれもここに源を発しています。青海省の原住民はチャン族ですが、現在は漢族、チベット族、回族など多民族が住みます。畜産が主な産業で、雪山、氷河、湖、川、原始森林、民族風情、名所旧跡など観光資源も多い。2006年にはチベットへ続く天空列車「青蔵鉄道」が開通。省都は西寧市。

羊毛の青海絨毯、湟中の銀器、青海の彩色卵絵、沙果・梨・スイカなどが特産。

人口: 563万人(2010年)

★歴史

古代の西戎の地で、漢代には姜族が占拠し、西羌(せいきょう)と呼ばれた。隋王朝は西海、河源などの郡を設置したが、吐谷渾(とよくこん)が勃興し、領域とした。7世紀には吐蕃(とばん)のチベットと唐王朝の中国の抗争の舞台となり、8世紀に大部分がチベット領となった。822年、チベットと中国の間で和平と国境を定めるための条約が締結され、青海湖の西南にある日月山が両国の国境と定められた。条約の文面はチベット語と中国語(漢文)の2ヶ国語で石碑に刻まれ、チベットの都ラサ、中国の都長安、日月山の3ヶ所に設置された。ラサに設置された石碑のみ、現在まで失われずに残り、「唐蕃会盟碑」として知られている。吐蕃の統治下で、この地に居住する諸種族の多くがチベット人としての自意識を持つようになって現在に至っている。

宋代(北宋・南宋)には吐蕃の末裔が樹立した青唐王国の拠点となったが、タングート系の西夏に併合されて滅亡した。17世紀半ば、西モンゴルオイラト部のグシ・ハンが配下を引き連れてチベットの各地に移住し、チベットを征服した際には、この地が本拠地となった。現在この省の中央部から北西部にかけて居住している青海モンゴル族は、この時移住してきたグシ・ハンの配下の末裔である。18世紀、清朝の雍正帝はグシ・ハン一族の内紛に乗じて青海地方に侵攻(いわゆる「ロブサンダンジンの乱」)、グシ・ハンの子孫たちを屈服させ、一族がチベット各地に保有していた権限、権益をすべて接収、青海モンゴル族は盟旗制により再編、チベット人諸侯たちには各級の「土司職の称号を与え、所領を安堵する」という支配体制を築いた。清末以来、ムスリム(イスラム教徒)の馬氏政権の支配下に置かれ、1928年、河西回廊の南部と会わせて「青海省」が設置されたのちも、遊牧地域では、従前とさほど変化のない社会構造が継続した。1950年代半ば、中国人民政府による民主改革が行われたのを契機に大規模な抗中蜂起が勃発、チベット動乱の引き金となった。1958年以降、原爆、水爆の開発が同省内でおこなわれている。

★天天中文講師

★観光地

タール寺

青海湖・鳥島

長江と黄河の水源地

東関清真大寺

青海省博物館

中国チベット医薬文化博物館

青海省民族博物館

隆務寺

門源の菜の花畑

海北州祁連山

★名物料理

羊肠面(羊肉ソーセージの中華そば)

羊杂碎汤(羊肉のホルモンスープ)

手撕羊肉(煮込み羊肉)

酿皮(独特の麺料理)

牛肉干

酸奶

★著名な大学

青海師範大学

青海民族大学